「もし、この世にビートルズがいなかったら?」こんなアニメのような面白い設定が受け、多くの人の感情を動かした映画『イエスタデイ』。
本日はこの映画を視聴した感想から良かった点や気になった点をご紹介していきます!
目次
映画『イエスタデイ』あらすじ
イギリスの小さな街でスーパーの店員として働くジャック。
彼は教師をしている幼なじみ・エリーにマネージャー兼運転手として手伝ってもらいながら、有名なミュージシャンを目指していた。
売れない日々が続き、ジャックはフェスからの帰宅途中に「ミュージシャンの夢を諦める」とエリーに告げる。
しかしその日の夜、全世界で12秒間の大規模停電が起こき、この影響でジャックはバスに引かれ入院してしまう。
ジャックは怪我を負ってしまうが無事退院し、友人からお祝いに新しいギターをプレゼントされる。
そこでビートルズの名曲『イエスタデイ 』を歌い、友人たちを魅了する。
しかし、友人たちに曲ついての質問をされるがどうも話が噛み合わない、それどころか友人たちに「ビートルズを知らない」と返されてしまう。
最初はイタズラと感じていたジャックだったが、自宅でネット検索して驚愕する。
イエスタデイはもちろん、彼らの曲やビートルズすら存在していなかったのだ。
そこでジャックは彼らの曲を使い、ミュージシャンとして活動していくが、、、
登場人物とキャスト
◉ジャック・マリク(ヒメーシュ・パテル)
元音楽教師でミュージシャンの夢を叶えるため、スーパーで働きながら地道に活動している。
◉エリー・アップルトン(リリー・ジェームズ)
ジャックの幼なじみで中学校の数学教師として働きながら、マネージャー&運転手として彼を活動を支えている。
◉エド・シーラン
世界的に活躍する人気ミュージシャン。ジャックの曲を聞き、ツアーの前座を努めてもらうため自宅まで押しかける。
◉デブラ・ハマー(ケイト・マッキノン)
有名ミュージシャンを多く担当してきたマネージャー。ジャックの才能を発見しロサンゼルスへと呼ぶ。
◉ロッキー(ジョエル・フライ)
ジャックの友人でかなりの自由人。エリーが仕事でロサンゼルスへ行けないため、ジャックと共に行動する。
映画『イエスタデイ』の感想と良かった点
「ビートルズ」の存在の大きさを改めて理解できる!
活躍していた時期が今から50年以上も前ということもあり、正直私はあまりビートルズについて詳しいわけではありません。
もちろん、「ヘイ・ジュード」や「ヘルプ!」などの名曲は聞いたことはありますし、主な4人のメンバーや暗いニュースなどは知っています。
そんな私が本作を観終わった後にまず感じたのは『ビートルズ』というアーティストの存在の大きさでした。
この作品はビートルズのドキュメンタリーでもなければ、事実を元にした物語というわけでないのでご本人たちの歌のシーンはありません。
ですが、半世紀前に作られた曲たちなのに現代に蘇っても全く古臭く感じず、これだけ自然に耳にスッと入ってくるのは凄いと感じました。
”とにかくシンプルで美しい曲ばかり”で、ビートルズに詳しくない方が見ても2020年の現在でも多くのファンの方たち魅了しているのが伝わってくると思います。
主演のヒメーシュ・パテルの歌声が良い!!
🎬️今日の気になった俳優🚹️
『#イエスタデイ』より、#ヒメーシュ・パテル🆗
個人的には初見で、最初は痩せたマイケル・ペーニャかと思いましたが、堂々の主役に歌いっぷり・・・今後が楽しみ😎 pic.twitter.com/Ls7khSFk0m
— (V) o¥o (V) (@ta2mix910remix) December 2, 2019
本作で重要な見所の一つが主人公の歌声です。
いくらビートルズの素晴らしい名曲が登場していても、それを歌う主人公の声と合っていなければ見る側には伝わってきません。
しかしこの作品にそんな心配は必要ありません!!
主人公ジャックを演じるヒメーシュの素朴で良い意味でプロっぽさを感じない声が、ビートルズの曲とバッチリ合っています。
ストーリー序盤の友人たちの前で「イエスタデイ」を初めて歌うジャックのシーンを見たときは”ゾワっと”鳥肌が立ちました。
監督のこだわりから歌うシーンでは口パクでの撮影を行うことがあまりなかったようで、そういったところもヒメーシュの声の魅力を引き出していると感じます。
本作のメインは『ジャックとエリーの物語』
『イエスタデイ』
2回目の鑑賞。やっぱり大好きな映画!出てくるビートルズの曲は当然どれも名曲だし、全体的にポップな雰囲気が素敵。
昔から誰よりもジャックを信じて応援し続けているエリーが健気で可愛い。最初のレコーディングシーンと夜の散歩のシーンが好き! pic.twitter.com/xlwfVZQm8U
— ちょこ (@choco__movie) May 21, 2020
「もしビートルズがいなかったら・・」「ビートルズの楽曲がたくさん登場!」とビートルズが映画のメインととらわれがちな本作。
上記でも書きましたが、この作品はビートルズのドキュメンタリーでもなければ、ビートルズについての実話でもありません。
”売れないミュージシャンのジャックと幼なじみのエリーの物語”ということを忘れない方が良いかもしれません。
というのも本作はコアなビートルズファンの一部から”若干厳しめの評価を受けている”からです。
また「別にビートルズじゃなくてもいいじゃないか、、」と声はファン以外からの出ていたりします。
ただ、「もし、、、〇〇がいなかったら」を幅広い人に理解してもらうには”そのジャンルでのトップの知名度が必要”だと思います。
この映画が製作されたのはイギリスですし、オアシスをはじめ影響を受けたアーティストは世界中にいる事実を考えると『本作でビートルズが取り上げられたのは当然』だと個人的には感じています。
アメリカ版だったら【マイケル・ジャクソンをテーマ】で、【主人公はダンサー目指す若者】なんて物語も作れそうですね!!
エド・シーランが良い味を出している
📺OA情報
10/12(土)9:30~生放送✨
TBS「#王様のブランチ」にて#映画イエスタデイ が紹介予定です🎸是非、ご覧下さい!
※番組内容は予告なく変更される可能性ございます@brunch_TBS pic.twitter.com/dI9l5yORLj
— 映画『イエスタデイ』公式 (@YesterdayJP) October 11, 2019
恥ずかしながら「Shape of You」くらいしか聞いたことがなく、この映画を見るまで顔すら知りませんでした、、、
劇中では本人役で出演し、ジャックに有名になるきっかけを与える重要な人物として登場しています。
そしてとにかく良い奴なんです!!(ファンの方すいません。。。)
ジャックの才能を見つけ、エド自ら電話をかけ自宅にツアーの誘いに来てくれる。
即興勝負で「いつからは誰かに追い抜かれると思っていた、、」と嫉妬や嫌味を言わずに冷静に相手を褒める。
ジャックの曲作りにも参加し、アドバイスを送る。
「ホント、どれだけいい奴なんだ!!」と思った方も多いのではないでしょうか。
王道ストーリーだけど・・・
本作は売れないミュージシャンがいい歌を作り、SNSなどで拡散され、有名になる。
その上、ずっと支えてくれた幼なじみとの関係に悩むなど王道のストーリー展開が続いていきます。
ですが本作が他の王道ストーリーを持つ作品と違うのは、上でも紹介したエドを筆頭に”基本的に悪人が出てこない”ということでしょう。
本作は『主人公のジャック以外はビートルズを知らない』ことが軸になってはいますが、ストーリーが進んでいくと他にもビートルズを知っている人物たちが登場します。
普通の作品でこういった人物たちが登場すると”曲の盗作”についてのストーリーが展開され、世間からのバッシングに合い、主人公が悩んでいくといった展開へと流れていくと思います。
まだ見ていない方のためにここでは書きませんが、本作ではそういった展開にはなっていきません!
詳しくはぜひ本編でご確認ください!!
最後に
本日は「もしこの世界にビートルズが存在しなかったら・・・」という面白い設定が評判の映画『イエスタデイ』をご紹介しました。
本作はビートルズが好きな方からあまり知らないという方まで幅広く楽しめる映画となっていると思います。
また、作品を観終わった後、あまり暗いモヤモヤとした気持ちにならないところも魅力です。
映画『イエスタデイ』はU-NEXTやdTV
などの動画配信サービスで視聴できるので、ぜひご覧ください!!
※本作品の配信情報は2020年7月23日時点のものです。最新の配信状況についてはU-NEXT、dTVの公式サイトやアプリにてご確認ください。