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映画『ボーダーライン』でリアルで緊張感の漂う麻薬戦争を追体験

2020年10月13日

今日ご紹介するのは2016年に公開されたエミリー・ブラント主演の映画『ボーダーライン』。

この映画は「実話が基になった」と勘違いをしてしまうほど、リアルな世界観とストーリーがみどころの作品です。

また、酷くなりがちな邦画タイトルが内容とマッチした珍しい作品でもあります。

この記事では本作のタイトルの意味やみどころをご紹介していきます。

映画『ボーダーライン』あらすじ

アリゾナ州のチャンドラー。
誘拐事件を捜査中のFBI捜査官のケイトは、相棒のレジーやSWATチームを引き連れ容疑者宅へと突入する。

そこでケイトたちは容疑者の1名を射殺し、壁の中から複数の遺体を発見する。
現場の捜査が開始されるが、突然物置が爆発し2名の警官が犠牲になる。

オフィスに戻ったケイトは上司から会議へと呼び出され、その場でカルテル捜査チームのリーダー・マットから誘いを受ける。

マットと合流することになったケイトは、彼の相棒アレハンドロを紹介され共に作戦へと参加していくのだが、、

登場人物

ケイト・メイサー
演:エミリー・ブラント
誘拐即応班のリーダーを務めるFBI捜査官。

アレハンドロ・ギリック
演:ベニチオ・デル・トロ
元検事でマット率いる捜査チームの一員。

マット・グレイヴァー
演:ジョシュ・ブローリン
カルテル捜査チームのリーダーで有能なケイトに目を付けチームへと誘う。

レジー・ウェイン
演:ダニエル・カルーヤ
ケイトの相棒のFBI捜査官で法律の知識も持っている。

邦題の方がしっくりくる


洋画には”原題と邦題が違う”という作品はたくさんあります。

原題『THOR/RAGNAROK』→邦題『マイティー・ソー/バトルロイヤル』。
原題『The Iron Lady』→邦題『マーガレットサッチャー 鉄の女の涙』

などといった、ひどいタイトルを付けれてしまったものも・・・
ストーリーは面白いのにこれは残念です、、、

本作の邦題は境界線を表す『ボーダーライン』、原題は『SICARIO(シカリオ)』となっています。
この”SICARIO”=シカリオと読み、メキシコでは”暗殺者や殺し屋”を意味します。

タイトルも意味も全く違うので、そこだけ見ると「また邦題がやらかしたのか」と感じてしまうかもしれません。

しかしこの作品に関しては邦題の『ボーダーライン』の方が”本作のストーリーをわかりやすく示している”と個人的には感じました。

それは【舞台となっているのがアメリカとメキシコの国境】【合法な捜査と違法な捜査】【アメリカ人の考える正義と悪の違い】など、何かと”ボーダーライン=境界線”に関する部分が描かれているからです。

次の項目で紹介する「主役について」も踏まえると邦題の方が余計にしっくりくると思います。

主役2人の境界線


日本版の映画のポスターやディスクのジェケットを見ると完全にケイトが主役であると思えます。

実際の容疑者宅への突入シーンやマットの特別チームへの勧誘の流れを考えると、どう見てもケイトが主役です!
普通の映画だったら”彼女がマットのチームで活躍し、大物犯罪者を逮捕する”という流れになっていくでしょう。

しかし本作はストーリー展開は少し違い、存在感の凄いアレハンドロの登場でこの流れは完全に変わっていきます。

エルパソでの捜査のはずがいつの間にかメキシコのフアレスだったり、そのフアレスでは銃撃戦に巻き込まれ、マットのチームとの地下トンネル突入場面では「銃のロックを外さず後ろからついて来い!」とまで言われてしまいます。

もうそこからはアレハンドロの復讐がメインで描かれ、ケイトは最後にチョロっと出るだけです。


「SICARIO(暗殺者)」となっている原作のディスクでは、アレハンドロがメインのデザインになっています。

見た人によって『ケイトとアレハンドロ、2人のどちらを主役と認識するか?』というボーダーライン(境界線)も本作の重要な部分だと感じました。

「実話」と勘違いしてしまう緊張感

本作を見たとき『実話が基になっている』と勘違いした方は私以外にもいるのではないでしょうか。

それほど、この映画に登場するシーンの数々には”リアルな緊張感を感じる”部分が数多く登場しています。

実際にメキシコでは昨年2019にカルテルのメンバーによる警察官の誘拐、処刑という事件も起きています。
以前から薬物問題や警察の買収、街中での銃犯罪が多いというイメージもあるでしょう。
ですので見せしめに合う遺体や住宅街での銃声にも説得力が感じられます。

さすがに他国であるメキシコの高速道路での銃撃戦はあり得ないと思いますが、それすらも「昔はあったのかな、、」と一瞬信じてしまいます。

あと私がこの映画に妙な現実感を感じたのは、警官として働くシリビオの存在もあったからだと思います。
ケイトたちの非日常的な捜査が展開されていく中で、その合間合間で入ってくる彼・奥さん・子供との日常生活は心に残ります。

奥さんはシルビオが汚職警官であることは知っていると思いますが、息子さんのお父さんに対するピュアな態度は見ていると少しキツかったです。

シルビオが警官なのに当たり前のように運び屋をこなす姿にも”実話”と感じてしまう部分が表現されていました。

映画『ボーダーライン』のまとめ

本日はエミリー・ブラント主演の映画『ボーダーライン』をご紹介してきました。

この映画はフィクションでありますが、麻薬カルテルとの抗争や法律の善と悪の境界線などをリアルに描いた作品となっています。

日本で暮らしていると考えられない状況も多いので、非日常や緊張感を体感するにはピッタリな映画とも言えるかもしれません。

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