「SFの父」と呼ばれるH・G・ウェルズ。
彼の代表作の一つで、2005年に主演トム・クルーズ、監督スティーブン・スピルバーグによって映画化された『宇宙戦争』。
俳優たちの引き込まれる演技以外に、妙なリアルさを感じる設定とストーリー展開が評判になり、『スピルバーグは特別な意図があってこの映画を制作した』という都市伝説も広まった作品にもなりました。
本日はこのドラマのみどころを映画版との違いも交えながらお話していきます。
※本記事には第1話の内容が含まれています。
目次
ドラマ『宇宙戦争』1話のあらすじ
20世紀初頭のロンドン南西部にある村、ウォーキング。
駆け落ちをしてこの村へとやってきたジョージとエイミー。
2人は近所の住民からの風当たりが厳しい中でも幸せに暮らしていた。
ある夜、村の近くの山に謎の隕石が落下する。
ジョージとエイミー、オグルビーの3人は早速現場へと向かうと、黒く大きい隕石が音を立てていた、、、
登場人物とキャスト
⚫︎ジョージ
演:レイフ・スポール
新聞記者。
妻がいながら恋人エイミーと駆け落ちをし、兄とは不仲に。
⚫︎エイミー
演:エレノア・トムリンソン
ジョージの恋人。
好奇心が強く、隕石落下現場でオグルビーを手伝う。
⚫︎オグルビー
演:ロバート・カーライル
ジョージとエイミーと仲の良い科学者。
墜落現場に誰よりも早く到着し、調査を始める。
⚫︎フレデリック
演:ルパート・グレイヴス
ジョージの兄で戦争担当大臣の秘書官。
ジョージの勝手な行動に呆れ、距離を取っている。
ドラマ『宇宙戦争』のみどころや映画版との違い
映画版にはない時代設定が新鮮!
トムクルーズ主演の映画版では現代のアメリカが舞台になっていました。
それに対し、このドラマ版の「宇宙戦争」では原作と同じく”20世紀初頭のイギリス”が舞台。
電気は通り始めていますがテレビもパソコンもなく、移動は車ではなく機関車や馬車という時代で映画版とは人々の暮らしは全く違います。
当然宇宙や星についての認知度も低く、一般人でも多少の知識がある現代とは全くの別世界です。
そんな時代に突然宇宙から隕石や謎の球体、巨大な侵略兵器が現れるという事を考えると、彼らのその驚きは計り知れません!
宇宙人やエイリアンとの戦いを描くSF作品は「現代が舞台」になることが多く、「ここまで昔の時代」で描かれるのは珍しいので”SF好きの方でも新鮮な気持ち”でストーリーを楽しめるのではないでしょうか。
主人公の共通点
大ヒットした映画版とこのドラマ版。
時代設定は全く違いますが、主人公には共通している部分もあります。
それは『どちらもちょっと頼りない』ということ。
映画版でトムが演じたレイは妻と離婚し独身、家は散らかっていて冷蔵庫には食べ物がない、2人の子供とも距離がある、だらしない性格の人物。
ですが近所の住民からは気軽に話しかけられ彼らとは仲は良さそうだったので、近所付き合いは上手くいっています。
一方でドラマ版の主人公ジョージは新聞社に勤める記者と職業的には立派。
ただ兄の進めで結婚したとはいえ、奥さんがいるにもかかわらず恋人と駆け落ちし、その事で周囲の村人からは白い目で見られ、会社でも厳しい立場に立っている人物。
物語のスタート時点では、どちらも『宇宙人から地球を救うタイプ』の主人公ではないのがわかります。
しかしレイは2人の子供たちとの逃亡生活の中で父親として成長していく部分が描かれ、ラストには息子と抱き合う印象的なシーンもありました。
ドラマ版の主人公ジョージが、ストーリーを通じてどういった成長を見せていくかには注目です。
結末は?
映画版では特殊なバリアが展開され、ミサイルや銃が全く通じないトライポッドと呼ばれる兵器で地球を侵略していった異星人。
最後には地球のバクテリアなどの微生物に耐性がなかった彼らが死んだことで、人間たちは救われるという結末を迎えました。
戦闘機や戦車など、文明・武器が発達した映画版ですら地球外生命体の彼らに太刀打ちできなかった人間たち。
100年以上も昔を描いたこのドラマではどう生き残り、どういう結末を迎えるのかも気になります。
また、1話のラストに登場していた”火星のような大地を歩く親子”彼らが一体誰なのか?という謎にも注目です!
ドラマ『宇宙戦争』最後に
本日は「SFの父」と呼ばれるH・G・ウェルズ原作の大ヒットSF作品をドラマ化した『宇宙戦争』のみどころや映画版との違いをご紹介してきました。
主演トム・クルーズ、監督スティーブン・スピルバーグで話題になった映画版『宇宙戦争』は以下のサービスでもご覧になれます。
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※本作品の情報は2024年11月4日時点のものです。最新の放送・配信状況についてはWOWOWの公式サイトやアプリにてご確認ください。