「シャーロック・ホームズを演じた俳優」というと、皆さんは誰が1番最初にイメージされますか?
最近だとベネディクト・カンバーバッチやロバート・ダウニーJrが演じてきたこの役。
世界中で映画やドラマになっている作品ということもあり、これまで20人以上のホームズが誕生しています。
今日はその名優の中の1人、ジョニー・リー・ミラーがシャーロック演じたをアメリカドラマ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』について紹介。
さらにイギリス版とアメリカ版、”2人のホームズの違い”などをお話していきます。
目次
タイトルの『エレメンタリー』意味は?
映画「シャーロック・ホームズ」やドラマ「SHERLOCK」のようにほとんどのシャーロック・ホームズ作品では主人公の名前がタイトルになっていました。
しかしこのアメリカン版のシャーロック作品のタイトルというと『ELEMENTARY(エレメンタリー )』。
これには「なぜエレメンタリーというタイトルなの?」と感じた方も多いでしょう。
このタイトルの由来は、舞台で初めてホームズ役を演じた俳優の台詞からきています。
それが『Elementary,my dear Watson.(初歩的なことだよ!ワトソンくん。)』です。
ちなみにアメリカでは「ELEMENTARY」と名付けられた本作ですが、日本にやってくるにあたり幅広く視聴者に理解してもらうため、”ホームズ&ワトソン in NY”と副題が付けられたそうです。
「エレメンタリー 」のあらすじ
イギリスで活動していたシャーロックは薬物依存の治療のため、ニューヨークに住むことになる。
ニューヨークへとやっていた彼の元に父モーランドに雇われた元医師ジョーン・ワトソンと出会う。
以前は優秀な外科医として働いていたジョーンは、ある手術でミスをしてしまい依存症患者を助ける付添人として働いていた。
知人であり、ニューヨーク市警で警部を務めるグレッグソンにチャンスをもらったシャーロックはジョーンと共に事件現場へと向かうことに・・・
\完結まで30日間の無料体験で楽しめる/
>>プライムビデオへ
「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」主要人物・キャスト紹介
シャーロック・ホームズ
CV:三木眞一郎
人並み外れた推理力・記憶力・観察眼を持ち、いくつもの事件を解決してきた探偵。
依存症のリハビリのためやって来たニューヨークでワトソンと出会う。
ジョーンやグレッグソンをはじめ周囲への無神経な発言や身勝手な行動をとることも多い。
父モーランド、兄マイクロフトとの関係はうまくいっていない。
ジョニー・リー・ミラー
ロンドン出身。父、母、祖父も俳優という芸能一家に生まれる。
1995年の映画「サイバーネット」でデビューし、「トレインスポッティング」で話題になる。
主役を務めたドラマ「弁護士イーライのふしぎな日常」ではダンスシーンも披露しています。
2012年から本作『エレメンタリー』でシャーロック役を演じいます。
短期間ではありますが、女優アンジェリーナ・ジョリーと結婚していた時期もあります。
ジョーン・ワトソン
CV:田中敦子
以前は一流の外科医たったが、手術ミスで患者を死なせてしまい退職。
その後は依存症患者をサポートする付添人となり、モーランドの依頼でシャーロックと出会う。
シャーロック共に事件現場で捜査をするうち、彼の勧めもあり探偵見習いとして活動を始め難事件を2人で解決していく。
ルーシー・リュー
1989年「不思議の国のアリス」のオーディションに見事合格しデビュー。
映画「チャーリーズエンジェル」や「キル・ビル」に出演しているので有名です。
「カンフーパンダ」や「ティンカーベル」といったアニメ作品で声優としても活動しています。
英語以外にもイタリア語やスペイン語が話せ、日本語も少し話せるそうです。
トーマス・グレッグソン
CV:堀内賢雄
ニューヨーク市警の警部で同僚や部下からの信頼も厚い人物。
シャーロックとはロンドンで出会い、ニューヨークでもコンサルタントとして捜査への助言を求める間柄。
エイダン・クイン
1984年に「俺たちの明日」でデビューし、ブロードウェイでも活動しています。
2012年から本作でグレッグソン役を演じています。
マーカス・ベル
CV:あべそういち
ニューヨーク市警の刑事でグレッグソンの部下。
上司であるグレッグソンを心底尊敬しているが、捜査に加わることになったシャーロックやジョーンについて始めは疑いの目をむけていた。
捜査をこなしていくうちに考え方の違いはあれど、次第に認めていく。
ジョン・マイケル・ヒル
2010年に「八月の家族たち」でトニー賞助演男優賞にノミネートされています。
他にも「パーソン・オブ・インタレスト」や「LAW &ORDER」などの人気作への出演経験もあります。
モーランド・ホームズ
CV:菅生隆之
シャーロックの父親でビジネスコンサルタントとして世界的に影響力を持ち、裏では汚い仕事もしている人物。
シャーロックとは過去にあった家族間のトラブルから距離がある。
ジョン・ノーブル
「ロード・オブ・ザ・リング」や「フリンジ」、「ブラックリスト」といった日本でも人気の高い作品に数々出演しています。
また、俳優活動以外にも舞台演出家としても活動中です。
「エレメンタリー」と「シャーロック」2人のホームズの違いは?
現代版のシャーロック・ホームズ作品として制作された「シャーロック」と「エレメンタリー」。
「シャーロック」は舞台がイギリスに対し、本作「エレメンタリー」はアメリカと、この2作品にはいくつもの異なる設定が登場しています。
では主人公ホームズにはどんな違いがあるのでしょう?
エレメンタリー | シャーロック | |
観察眼の鋭さや推理力 | ◎ | ◎ |
社交性 | ◯ | ▲ |
人情深さ | ◯ | ✖︎ |
女性関係の奔放さ | ◎ | ✖︎ |
変人度 | ▲ | ◎ |
【観察眼や推理力】
ここに関しては大きな違いはありません。
どちらも名探偵シャーロック・ホームズを扱ったドラマなので、当然かもしれません。
【社交性】
聞き込みや警察関係者とうまく関係を築いていくのには重要なこの項目。
彼がテーマの作品では『ホームズ=気難しい性格』で描かれるため、基本的に社交性はありません。
ただ2つの作品を比べると、個人的にはエレメンタリーのホームズの方が周囲との円滑なコミュニケーションを取ることに優れていると感じます。
特にイギリス版のホームズは精神的に不安定な場面も多く、周囲との口喧嘩も日常茶飯事です。。。
【人情深さ】
この部分は完全にエレメンタリーのホームズの方が優っています。
相棒ジョーンやグレッグソン警部、ベル刑事が困っているときには必ず何かの策を出し助けていきます。
この人情深さも原因とあって、シーズン6&7ではホームズ本人もかなり追い込まれた状況になってしまいますが・・・
【女性関係の奔放さ】
2つのドラマでは正反対の人物として描かれています。
「エレメンタリー」のホームズは異性関係に対してかなりオープン性格で、体の関係のあるorあった女性キャラがかなり登場しています。
「S○Xスポーツだ!」というような発言もしていました。
それに対して「シャーロック」のホームズは真逆の存在だと感じます。
というのもそもそも女性と会話をするのが不得意だからです。
ファンの中には”女性との関係が一度もない”と考えている方もいるくらいです。
【変人度】
この項目は逆にイギリス版ホームズの方が上と言えるでしょう。
エレメンタリーのホームズも十分変わった性格はしていますが、やはりイギリス版のホームズと比べてしまうと平凡な印象を持ってしまいます。
ホームズを演じているカンバーバッチ自身がゴシップ誌などで風変わりな一面をよく撮られることもあり、彼の内面的な部分が滲み出ているのかもしれません。
まとめ
アメリカ版のシャーロック・ホームズ作品として制作された「エレメンタリー ホームズ&ワトソンin NY」。
犯罪捜査ドラマの特徴である1話完結型のストーリーとあって気軽に楽しめ、イギリス版にはない設定も多いので”新しいホームズの魅力”を発見できる作品となっております。
『エレメンタリー ホームズ&ワトソンin NY』は以下のサービスなどで視聴できるのでぜひご覧ください!
\完結まで30日間の無料体験で楽しめる/
>>プライムビデオへ
※本作品の配信情報は2021年2月12日時点のものです。最新の配信状況については公式サイトやアプリにてご確認ください。