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なぜ終わる?人気ドラマ『クリミナル・マインド』が打ち切りになってしまった理由とは?

2020年9月11日

今年は、放送開始から15年という人気海外ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』がついにファイナルシーズンを迎えます。

そこで気になるのが「なぜ終わってしまうのか?」ということでしょう。

『海外ドラマの打ち切り』と聞くと、人気がなかった、視聴率が悪かった、出演者同士が不仲だった、、などを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、本当の打ち切り理由を発表されることはなかなかありません。

なので本日は、この人気ドラマ『クリミナルマインド』が「なぜ打ち切りになってしまうのか?」についてお話ししていきます。

クリミナル・マインドの基本情報


放送時期:2005〜2020年
シーズン:1〜15 簡単な紹介

BAUに属するFBI捜査官たちが”プロファイリングを行い、犯罪者の心理を読み取り事件を解決していく”物語。

これまでの犯罪捜査ドラマにはなかった”犯人の分析”を取り入れたことでアメリカをはじめ、日本など世界的に人気を獲得したドラマとなりました。

 

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一般的なドラマの打ち切り理由

クリミナルマインドの打ち切り理由を紹介する前に、海外ドラマが打ち切りとなる一般的な理由を5つお話ししていきます。

①.視聴率が良くない
②.予算を使いすぎる
③.ライバル番組との兼ね合い
④.制作陣やキャストのスケジュールが合わない
⑤.キャストのスキャンダル

細かく紹介していくともっとあると思いますが、ざっとあげると以上の理由のどれかに当てはなると考えられます。

ただ、これらは一般的なドラマの打ち切り理由として挙げられる項目なので、『クリミナルマインド』のように長期間にわたって世界中から愛されている作品には当てはあらない部分も多い思います。

『クリミナル・マインド』が打ち切りになる5つの理由

ストーリーのマンネリ化

台本を書くためのタイプライターの画像 これまでの犯罪捜査ドラマと違い、プロファイラーが犯人を分析し捜査を行っていく斬新なスタイルが受けたクリミナルマインド。

シーズン1スタート時には”新しいモノだったこのストーリー展開”も、15年も経ってしまうと当たり前に感じ、”見慣れた展開”に感じてしまう部分はあるともいます。

【捜査官の過去を描く】【登場人物の家族が巻き込まれる】【何話にまたがる凶悪犯を登場させる】などの常に新しく、面白い展開を取り入れてもこのマンネリ化の部分を変えていくのはかなり難しいでしょう。

ちなみに15年前というと、今では当たり前に持つようになったスマホも存在していませんし、日本では携帯でワンセグ放送が見れるガラケーが発売された年でもあります。

短期間でシーズンで終了や途中で打ち切りとなってしまうアメリカドラマが多い中、”15年も続いてきたことがすごい!!”という風に考えるしかありませんね。

出演者のギャラなどの制作費の問題

世界中の紙幣や硬貨の画像
ドラマ業界だけでなく、映画業界でも問題になってくるのがギャラや制作費をめぐってのトラブル。

SF作品などCGやセット制作にも多額な費用がかかるドラマの場合、この制作費がネックとなり短いシーズンで打ち切りになるドラマもたくさんあります。

しかし、クリミナルマインドには大掛かりなCGやセットが出てくる場面もないので、そういった制作費が直接の打ち切り理由になるとは思えません。

では、出演者のギャラはどうでしょう?

知っている方も多いかもしれませんが、本作は”過去に何度かギャラ問題”が報じられています。

1度目は、シーズン6時のJJの降板とエミリーの登場回数の削減です。

当時やっていたスピンオフ作品の影響から、経費を減らすために取られた行動でした。
しかしこの対応は視聴者やファンからもうバッシングをされてしまいます。
なんとネットでは嘆願運動まで起こり、2人とも次のシーズンには以前のように復帰という形になっています。

このことがあってから、クリミナルマインドの契約更新時には何度もギャラに関する問題が出てきています。

2013年には、JJ役のA・J・クックとガルシア役のカースティン・ヴァングネスが男性出演者との出演料の違いに不満に感じ、契約が難航したこともありました。

シリーズが続けば出演者のギャラは年々高くなっていくものなので、”制作費の増大”も打ち切り理由の一つになったことは考えられます。

人気キャラの相次いだ降板

10年以上続く長寿ドラマには、視聴者やファンから愛される人気キャラの降板はつきものです。

本作でも過去にはギデオンをはじめ、何人もの登場人物が降板していきました。

特に衝撃的だったのは、シーズン1から出演していたモーガン役のシェマー・ムーアとホッチ役のトーマス・ギブソンが去ってしまったことでしょう!

この出来事にかなりの衝撃を受けたのは私だけではないはずです。

特にホッチに関しては”制作陣と揉めたために降板”という後味の悪い展開で、卒業エピソードなども作られていません。

いきなり登場しなくなった扱いだったのも良くありませんでしたね。
アメリカのツイッターでは当時、『#NoHotch NoWatch』(ホッチがいないなら見ない)というハッシュタグも流行るほどでした。

さらに、この2人がシーズン11と12で立て続け降板してしまったのも番組としてはダメージは大きかったと感じます。

どんなにストーリーが良くても、やはり好きなキャラがいなくなるのは寂しいものです。

シェマーはクリミナルマインド降板後、次のシーズンである12ではゲスト出演し、現在は特殊戦術部隊を描く『SWAT』の主演を務めています。

 

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定着しないレギュラーメンバー

スタートはギデオンを中心にBAUのプロファイラーたちが描かれていました。

しかし、シーズン3でメインであるギデオン役のマンディ・パティンキンが突如降板してしまいます。

ですがクリミナルマインドの人気は全く衰えませんでした。
その理由として1番にあげらるのが、ロッシの存在です!

ロッシはBAUの創設メンバーでホッチに師にあたり、お洒落でダンディー、さらにユーモアもあるキャラクターで登場後は見事にギデオンの穴を塞いでくれました。

もしかしたら「ギデオンが続投していたらクリミナルマインドは15年も続かなかった」と言っても良いくらい重要な存在になりましたね。

一方で、モーガンとホッチにはそういった”代わりになる存在が出てこなかった”ということも、本作が終わってしまう要因の一つに考えられます。

シーズン12,13で加入したルークとマットも個人的には良いキャラだと感じますが、モーガンとホッチと比べてしまうと若干厳しい部分があります。
加えて、1シーズンしか登場しなかったシーヴァーやケイト、ウォーカーなどもレギュラーとして定着していかなかったところにも理由はあるでしょう。

スピンオフ作品失敗の引き金に

「NCIS」はアメリカで長く続くドラマシリーズです。
このドラマの凄いところは、”スピンオフ作品も5年以上続いている人気作品”であることです。

スピンオフドラマに人気が出ると、コラボ回でストーリーに幅が出ますし、何より視聴者にとって見応えが生まれます。

クリミナルマインドも、これまで「レッドセル」「国際捜査班」という2作品が制作されています。

しかし、ストーリーや設定もあまり良くなく、1〜2年ほどしか続かない短命な作品として終わってしまいました。

コラボ回である合同捜査を行うエピソードもありますが、個人的にはかなり微妙な出来でした、、、

こういったスピンオフ作品が何年も続く人気ドラマになっていたら、資金面や視聴率が多少悪くても本家『クリミナル・マインド』の打ち切りはもう少し先の話になっていたかもしれませんね。

最後に

本記事では15年続く、長寿海外ドラマ『クリミナル・マインド』がなぜ打ち切りとなってしまったのか?についてお話ししていきました。

シーズン1から見続けた思い出深い海外ドラマでなので、個人的には”打ち切り”という形は残念であります。
きちんとした完結となるようにストーリーが展開されていくようなので、その部分では一安心といったところです。

フィナーレとなる『クリミナル・マインド15 FBI行動分析課 ザ・ファイナル』はWOWOWにて以下の時間で放送中です。

毎週火曜日 よる11:00(2カ国語、字幕)
毎週水曜日 よる10:00(字幕)

ネット配信のWOWOWオンデマンドでは、テレビ放送と同時配信、見逃し配信も行っています。

 

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※本作品の配信情報は2020年9月11日時点のものです。最新の配信状況についてはWOWOWなどの公式サイトやアプリにてご確認ください。

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