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法廷ドラマのイメージを変えた異色のドラマ『BULL/ブル』の魅力とは?

2020年10月5日

【堅苦しい】【専門用語が多くて難しい】【話が暗そう】こういったイメージの強い法廷ドラマ。

数々の名作が生み出され、毎回違った案件が扱われる1話完結型のドラマなのに少しとっつきづらいのが難点です。

しかし、今回ご紹介する『BULL/ブル』は”これまでの法廷ドラマとは違った魅力”を持つ作品となっています。

シーズン1、第1話のあらすじ

ハバナの砂浜で若い女性の遺体が見つかる。
容疑者として逮捕されたのはIT長者の息子だった。

彼の父ピートはある会社を訪れる。
そこは3つ博士号を持つ、ブル率いる訴訟コンサルタント会社”TAC”。

彼らは法律・心理学・神経言語学・人口統計学などを用いた”裁判科学”を使い、裁判を優位に進めていくスペシャリスト集団だった。

ピートからの依頼を受けたブルたちTACのメンバーは、早速裁判の準備を進めていく。

 

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登場人物やキャスト

◉ジェイソン・ブル
演:マイケル・ウェザリー
3つの博士号を持った心理学者で、裁判科学を使った訴訟コンサルタント会社TACの代表を務めている。
優秀だが少し傲慢な性格で、元妻・イジーには未だに未練がある。

◉ベニー・コロン
演:フレディー・ロドリゲス
TACの専属弁護士で、以前は検事局で検察官として働いていた。
実の姉イジーはブルの元妻で、兄弟仲は悪く現在は絶縁状態になっている。

◉マリッサ・モーガン
演:ジェニーヴァ・カー
元国土安保省の職員で言語学や心理学、最新の科学にも詳しいTACのNo,2。
ブルの事は仕事からプライベートまで知り尽くしいる。

◉ダニー・ジェームズ
演:ジェーミー・リー・カーシュナー
元FBIの捜査官。
元同僚とパイプや聞き込み、盗聴など捜査官時代の経験を生かしている。

◉チャンク・パーマー
演:クリストファー・ジャクソン
元有名ファッション誌で働いていたスタイリスト。
学生時代はアメフトをやっており、全米代表に選ばれるほど有名な選手だった。

◉ケイブル・マックロリー
演:アナベル・アタナシオ
天才的なハッキング技術を持っているコンピューターの専門家。
アプリ開発や音楽にも詳しい。

魅力やみどころ

モデルは実在の人物と会社

1話から細かいところまで見事に描かれていく本作『BULL/ブル』。

というのも、このドラマには”モデルになった人物や会社が実在する”からです。

主人公ブルのモデルはフィル・マグローという人物。

日本では名前を聞いても「えっ?誰っ?」となってしまうと思います。
しかし、アメリカでは「知らない人がいない!」ほどのかなり有名な心理学者の方で、テレビやラジオで冠番組をいくつも持っています。

2019年には『世界で最も稼ぐ司会者』の1位にも入っていて、その年収はなんと104億円だそうです!
ちょっと想像がつきません。。。

ちなみに日本でも一時期放送されていた「エレンの部屋」のエレン・デジェネレスが4位ということを考えると、フィルがいかにアメリカで人気&知名度があるかがわかると思います。

主演はマイケル・ウェザリー


フィルをモデルに作られた主人公ブルを演じるのはマイケル・ウェザリー。

「アリーmy love」や「ダークエンジェル」などに出演してきた俳優で、海外ドラマがお好きな方は「NCIS」のトニー役でお馴染みですね。

メガネをかけ、体型も若干ふくよかになっているので「あのトニー!?」と驚いてしまう方もいたかもしれません。
特に吹替版だと担当声優さんも全く違う方が演じているので印象も違います。

そんなウェザリーが演じるブルは3つの博士号を持った心理学者。

幼い時の経験から視線や仕草、会話から相手の心を読むことが得意な人物です。
彼は、頼りになるTACのメンバーたちと殺人やスキャンダル、飛行機事故など様々な依頼に挑んでいきます。

【ユーモアがあり】【ムードメーカー】【ちょっと自己中】こういったところは、ブルとトニーに共通した部分と言えるかもしれません。

 

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新しい視点の法廷ドラマ

「LAW&ORDER」や「スーツ」「グッドワイフ」など、これまで多くの名作を生み出してきた法廷ドラマ。

そんな名作たちと本作「BULL/ブル」ととの違い、それは『勝利への過程部分』だと感じます。

依頼を受け→真相を探し→クライアントの無罪や減刑を勝ち取る。

これが一般的な法廷ドラマの流れです。

スタートとゴールの部分は本作もこれまでの法廷ドラマと同じです。
しかし、本作のメインは弁護士ではなく、”裁判科学”がメイン。

ここで重要になってくるのが『陪審員たちをいかに自分たちの味方につけるか?』ということです。

そのため陪審員たちを選ぶ予備尋問では、職業や生活環境、友人関係、SNSでの投稿内容などを調査・分析し、それを基に陪審員たちを選んでいきます。
さらにその選ばれた陪審員たちと生活環境や思想の似ている”擬似陪審員”を雇い、会社内で裁判の練習を重ねていきます。

この擬似陪審員たちとの”模擬裁判”で彼らの反応や仕草を学び、実際の裁判のための戦略を立てていくのです。

また、『どんな服装や仕草なら相手に好感を持ってもらえるか?』『こういう仕草をしている人はこう考えている』と我々の普段の生活でも生かせる部分も描かれているため、身近に感じることもできます。

”靴を見るとその人の性格がわかる”とかの一歩踏み込んだ話と考えるとわかりやすいかもしれません。

様々なクライアントや依頼内容

ブルが代表を務めるTACには殺人をはじめ、様々な案件が入ってきます。

皆さんが日常的に利用しているSNSやe-スポーツ、自動運転車といったものから警察官による暴行など時代を反映した事件まで。
中には、末期患者の恋人による殺人といったものもありそれぞれのクライアントの人生を擬似体験できるのも本作の魅力的と言えます。

こういった人の感情や社会の流れがうまくストーリーに盛り込まれている点を考えると、ヒューマンドラマとしてのジャンルでもかなり良い作品になっていると思います。

格好いいTACのメンバーたち


3つの博士号を持つ賢いブルですが、弁護士でもなければコンピューターも詳しくなく、ファッションがいまいちの時も、、、

そんな時に強い味方になってくれるのがベニーやマリッサたちTACのメンバー。
どの人物も賢く、正義感に溢れた素晴らしい人物たちです!

その中でもスタイリストのチャンクとコンピューター担当のケイブルは特に注目のキャラクター。

というのも、この2人の存在もこれまでの法廷ドラマではいなかった設定のキャラだからです。

スタイリストとして出廷する被告人の服装やメイクを担当していうるチャンクですが、ストーリーが進んでいくと自分の新しい夢への挑戦や過去の問題についてが描かれていきます。

そして、ハッキングやSNSなどでの情報分析を担当していたケイブルも過去の友人との再会で大きく運命が変わっていくことになります。

普段はスーツやオシャレな服装に身を包み、カッコ良くクライアントの力になっていくTACのメンバーたちが、どういった過去を持ち、どういった選択をしていくかにもぜひご注目ください!

新シーズンも放送開始

今日は数々の名作を生み出してきた”法廷ドラマのイメージを変えた”作品『BULL/ブル』についてお話ししてきました。

本作はU-NEXTやHuluなどで配信中となっています。

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また、WOWOWでは最新のシーズン『BULL/ブル4』が10/17より放送が開始されます。

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シーズン4については下記の記事でもご紹介しています。

ついにブルがパパに!?『BULL/ブル』シーズン4の注目ポイントを紹介!

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※本作品の配信情報は2021年5月20日時点のものです。最新の配信状況については各サービスの公式サイトやアプリにてご確認ください。

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