2009年に連載が開始され、2013年にはアニメの放送がスタート。
そこから実写映画やハリウッドへの進出も決まった『進撃の巨人』。
クオリティの高いアニメも評判が良く、日本をはじめ世界中で人気になっている作品です。
そんな人気シリーズも12月から第4期となるファイナルシーズンの放送がスタートしました。
しかし、アニメ派の方にとっては「これっ、、進撃の巨人、、!?」と困惑してしまうシーンの連続だったのではないでしょうか。
そこで本日は”『進撃の巨人』第4期がアニメ派を困惑させてしまった理由”についてお話していきます。
アニメ『進撃の巨人』とは?
2009年から別冊少年マガジンにて連載中の作品。
コミックスは現在34巻(完結まで)が発売され、累計発行部数は”全世界で1億部”を突破しています。
2013年の4月からはテレビアニメがスタートし、実写映画やゲーム、USJのアトラクションといった漫画・アニメの枠を超えたコラボでも話題になりました。
四方を壁で囲まれた街”ウォールマリア”に住む少年エレン・イエーガー。
彼が突如現れた超大型巨人の出現により母を殺され、幼なじみのミカサ、アルミンと共に巨人達を駆逐するため奮闘していくストーリー。
『進撃の巨人』アニメ4期に戸惑う3つの理由
全く違う世界観
アニメ3期まではエレンやミカサ、リヴァイといった『調査兵団と巨人たちとの戦い』が中心に描かれてきました。
しかし、60話目となる4期からは”鎧の巨人”のライナーや”獣の巨人”ジークたち『マーレ軍視点の物語』が展開され、鎧の巨人の継承候補であるファルコやガビといった新キャラも多く登場します。
これまでメインキャラだったエレンやミカサたちの出番は全くありませんでした。
さらに大砲や銃、走行列車や飛行船などの”近代的な兵器を使った戦闘シーン”も多く、原作を未読のアニメ派の方が戸惑ってしまうのも無理もありません。
またポスターを見てみても、1期では『大型巨人を見上げるエレン』が描かれていたポスターに対して、4期では『巨人のエレンを見上げるライナー』が描かれており、別作品とまでは感じなくても「進撃の巨人のスピンオフ作品!?」と勘違いしてしまう方もいたことでしょう。
制作会社の変更
1期〜3期までは「甲鉄城のカバネリ」や「ヴィンランド・サガ」などで高いクオリティのアニメを制作してきたWIT STUDIOが「進撃の巨人」の制作に関わっていました。
しかし今作、第4期からは「ドロヘドロ」や現在人気急上昇中の「呪術廻戦」を制作しているMAPPAへと移っています。
この影響を受け、背景やキャラクターデザインも印象がかなり変わっているのもアニメ派を困惑させた要因の一つです。
その中で特に変更点が大きいと感じるのは『キャラクターの動きの部分』でしょう!
これまでは”滑らかなで流れるようなキャラクター動きや巨人を倒していく疾走感”が人気の1つになっていた本作。
しかしMAPPA制作の4期では、全体的に”原作漫画の絵に近い荒い感じの表現に変更され、ディズニー映画のように実際の人間の動きを模写したような動き方”をするシーンが印象に残りました。
少し癖が強いめの絵へと変更されたことで、アニメのみを見ている方にとっては好き嫌いが分かれるかもしれません。
主題歌も・・・
最後の一つは主題歌。
1期〜3期ではほとんどのOP主題歌をLinked Horizonが担当していました。
2013年には「紅蓮の弓矢」で紅白歌合戦にも出演し、『進撃の巨人=Linked Horizon』というイメージを持っている方も多いかもしれません。
歌だけでなく、人類を襲う巨人たちに勇敢に挑む兵士たちのアニメーションも強い印象を残しました。
今回4期で主題歌を担当するのは神聖かまってちゃん。
2期のED主題歌を担当していたのを覚えている方もいるかもしれません。
今回の曲「僕の戦争」は、疾走感のあったこれまでの主題歌の曲調とは異なり、”ミステリアスな雰囲気が前面に押し出され中毒性のある1曲”になっています。
アニメーションも全く印象が変わり、建物の爆発や歩く兵士、砕ける兵士といった『戦争』を連想させるものが続いていきます。
ポスターでメインになっていたライナーはもちろん、ミカサやリヴァイといったメインキャラクターたちも全く登場しません。
唯一最後のシーンでやっと巨人化したエレンは登場しますが、その姿もはっきりしたものではなく”真っ白灰を纏ったような姿”でした。
最近のアニメではストーリー以外にも、主題歌が持つ役割はかなり重要となっているのでこれだけインパクトのある曲と映像が制作されて事は原作・アニメ派の両方にとって嬉しいことです。
ですが、4期は序盤からアニメ派の方にとって『?』状態だったところに、いきなりこの曲と映像が始まるとなると「自分が見ているのは本当に進撃の巨人?」と困惑してしまったのもうなづけます。
『進撃の巨人』アニメ4期のまとめ
2020年12月からスタートした『進撃の巨人』第4期がアニメ派を困惑させてしまった訳を3つご紹介してきました。
アニメの制作会社が変更になり、2013年からスタートしたこの人気シリーズもファイナルシーズンとなりました。
多くの謎やキャラクターたちの動向など、これからも見逃せないストーリーが展開されていく事は間違いありません!
本作は以下の動画配信サービスなどで視聴できます。
※本作品の情報は2024年8月31日時点のものです。最新の配信状況については各サービスの公式サイトやアプリにてご確認ください。